浄土真宗の仏像ってどの仏様?
浄土真宗で須弥壇に安置されているのは、阿弥陀如来の立像です。阿弥陀如来の本願とは「この世に生きるすべての人々を救いたい」というものです。「この本願を信じ、念仏を申すことで救われる身となる」というのが浄土真宗の教えの根本です。南無阿弥陀仏と念仏を称えると、その思いが阿弥陀如来に伝わり、われわれをお救い下さるのです。この、悩める人々を救いたいと立ち上がろうとしている様を表しているのです。仏像にある後光のようなものは後背(こうはい)と呼ばれます。阿弥陀如来から発せられる光をかたどったもので、これは阿弥陀仏の働きを光の形で表したものとされています。
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